アイスボーンのウラガンキン、ストーリー上狩る必要もなく最近まで導きも溶岩地帯がなかったため、あまり知られていないかもしれないけれど、なかなか性格の悪い調整が為されている。

隙大きめの顎スタンプはこれまで相手ターン中に一発差し込めるチャンスとして認識されていたように思うのだが、マスターランクではウラガンキンの顎に隠れる形で爆弾が設置されるようになっている。見えないで殴る、爆発、死という流れを想定しての配置だと思われる。

ことさらにこのウラガンキンについて言及したいのは、この調整がウラガンキンというモンスターの生態というよりも、開発対プレイヤーの構図を表わすものとなってしまっている気がするからだ。

まず、ウラガンキンというモンスターはことさらにハンターに対して絡め手、騙し討ちなどを狙うモンスターではない。回転時の爆弾のばら撒き方からして、意識的に狙って設置するというよりは野放図にまき散らしているという表現が適切だろう。そのようなモンスターが、「自身の顎に隠れる形で爆弾を設置し、ハンターを引き寄せて騙し討ちする」という戦法をとるだろうか。個人的にはあんまりそんな気がしない。

モンスターの行動がモンスターの生態を表わしているのではないとすれば、その背後にそのモンスターを調整した開発側スタッフの存在を想定してしまうのは仕方ないことだろう。特にこれまで隙として機能していた技が、疑似餌になっているとすれば尚更だ。私はウラガンキンに関するこの調整は、ウラガンキンというモンスターがマスターランクで強くなった結果というよりも、ウラガンキンを調整した開発スタッフがプレイヤーの裏をかくことを意図した結果のように思えてしまう。
 
私たちはモンスターと戦っている。決して開発と戦っているわけではない。ウラガンキンというモンスターが、ウラガンキンの生態、特性を十全に発揮して挑んでくるからこそ狩りが面白く感じる。ウラガンキンと戦っているという感覚を得られる。だがアイスボーンのウラガンキンに関して言えば、私はウラガンキンを通して開発と戦っているような印象を拭い去れなかった。隙のある大技を、無理やり強化してプレイヤーの裏をかく、そんな意図を持った開発側と。

私はにわかハンターなので、いやいやウラガンキンって結構狡猾な技使うやつだよね、みたいな話ならそうですかなるほど、って感じなのだけど、なんかね。いうも狩猟笛でスタンプ入るわ~って思ってた隙の裏に爆弾設置されてるの見て、???ってなったという話。

(あとなんか回りながら燃えてるようね。あれはかっこいい。)


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